2023.3.18
土曜日
昼過ぎから『シン・仮面ライダー』を観に行く。
日記を見返したら、『シン・ウルトラマン』を観たのは5月だった。
家族が観たいということでついて行った。謎の割引で1400円(普段は1900円。高くなったような気がする)で観られた。
田舎にある唯一のシネコンなので、この近辺のオタクが全員集結していた。といっても客入りはまあまあだった。小さいシアターを選んだのも良かったのかもしれない。
隣の人が、大事なシーンでポップコーンのバケットの中を一生懸命掻き回していて、かなり気になった。映画はいいんだろうか。
感想(ネタバレなので、観る人は読まないで)
・テーマが分かりやすくてよかった。考察は苦手なので書かないが、エヴァンゲリオンで話されていることとあんまり変わらないように思えた。
・もっと大きい規模の話を想定していたら、ネームドの人間の関係性の話だけで終わって、想定外だった。作中で、人を殺すことに対して「他人を救うため」と提示されているところがあったので。仮面ライダーをオマージュしまくろうとしたらそうなってしまうのか。
・怪人の衣装やアクタースーツのデザインがとてもよい。岸辺露伴のドラマの衣装デザインをしている人らしい。
・蜂オーグのデザインと、蝶オーグ(仮面ライダー0号)が特によかった。ハニカム構造のプリントされたインナーと着物の組み合わせは、こういうの参考になるなあと思えたし、0号のヘルメットから出ている長髪や、蝶をモチーフにしたスーツデザインは色気があった。衣装モクでもう一回観るか、展示に行きたいくらい。
・ケレン味の強い話だった。今更すぎるけど、台詞選びにひっかかる。「ところがぎっちょん」
・話の展開や登場人物の感情の変移が早すぎてついて行けない。人間の過去や生き死にを2時間にまとめても、あまり感情を入れられない。
・重い感情(蜂オーグのヒロインへの愛憎、主人公が人を殺すことへの葛藤を踏み越えること、仮面ライダー2号が主人公の遺志を受け継ぐことへの飲み込みなど)をいきなり出されて、飲み込めなくて困った。自分がリアリティラインの低めな邦画を見慣れていないからかもしれない。邦画だと思うからダメなのか?
・1クールのドラマで観たいなと思った。ウルトラマンやゴジラの方が、一本の映画としては分かりやすかった。
・主人公とヒロインの関係性が「恋愛ではない」と主人公によって断言されていたところが、なんとも言えなかった。(観客にそう見られたくないという話なんだろうけど)
・市川実日子が出ていて、うれしい。市川実日子を、白いワンピースの優しい母親像として提示されたら、かなり嬉しい。ハマり役かどうかは分からない。
(感情と、話の規模の読み違えについては、多分ウルトラマンとゴジラのせいで、高いリアリティラインと大規模な人間関係の前提があって、それが違ったので飲み込めなかっただけだと思う)
カードは蜂オーグと主人公(本郷)が出た。嬉しい。
観てよかった。
appleのカードを買ったら、シールがついてきた。高いシール。
・明日行くらしいところ
墓
・精神の具合
良い